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紹介特典をいつ渡すか — 3つの条件で不正と手間を調整する

この記事は 時点の管理画面(/referral)を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。

友達紹介の設計で難しいのは、特典の金額よりも渡すタイミングです。

登録した直後に特典を渡せば、紹介された人にとっては使いやすい仕組みになります。一方で、自分で別のアカウントを作って紹介する、いわゆる自作自演は防げません。

反対に、条件を厳しくしすぎると、正当な紹介まで待たせてしまいます。

会員ステージでは、このバランスを3つの条件で調整できます。

3つの条件

紹介の特典設定画面。紹介者への特典が200マイル、新規会員には1000円・30日間有効のクーポン。下に「待機期間を設定」(オフ)、「初回購入を必須にする」(オン、1500円以上)、「承認が必要」(オフ)の3つの切り替えが並び、初回購入の条件には金額を下回ると紹介が拒否される旨の注意書きが出ている。
3つの条件は独立していて、必要なものだけを組み合わせられます。
条件 何をするか 防げること
待機期間を設定 特典を一定期間保留し、期間が過ぎると自動付与 登録してすぐ退会する不正
初回購入を必須にする 初回注文の支払い完了を条件にする 購入意思のない登録
承認が必要 管理者が確認してから付与 上記で防げない個別のケース

3つともオフにすると、登録した時点で特典がすぐに付与されます。

初回購入を必須にすると何が起きるか

3つの条件の中で、最も効果が大きいのが「初回購入を必須にする」です。

支払いが完了するまで特典が発生しないため、購入する意思のない登録を防げます。

さらに、初回購入の金額に下限を設定することもできます。

ただし、ここには注意が必要です。初回購入が指定金額を下回った場合、紹介特典は付与されず、その紹介は「拒否済み」として記録されます。

そのまま保留されて、次の購入を待つわけではありません。その時点で紹介は終了します。

たとえば、下限を1,500円に設定した場合、紹介された人が1,200円の買い物をすると、その紹介は成立しません。その後に何度購入しても、その紹介から特典が付与されることはありません。

下限を決めるときは、送料や手数料を除いた注文金額の下限として考えてください。平均客単価をそのまま下限にすると、半分近くの紹介が成立しなくなります。

待機期間と承認の使い分け

待機期間は自動で処理されます。

設定した期間が過ぎれば、何もしなくても特典が付与されます。管理者の手間はかかりません。

ただし、期間中に個別の紹介を判断する仕組みではありません。そのため、防げるのは「登録してすぐ退会する」といった動きに限られます。

承認は手動で行います。

管理者が1件ずつ確認してから特典を付与します。いちばん確実な方法ですが、確認する人が必要です。

承認待ちが溜まると、紹介した人から見ると「紹介したのに何も起きない」という状態が続きます。

そのため、承認は、まず他の2つの条件を使い、それでも防げないケースが実際に出てから追加するのが現実的です。最初から3つすべてをオンにすると、正当な紹介者まで待たせる制度になってしまいます。

組み合わせの目安

状況 設定
まず始めてみる 初回購入を必須にする(下限は低めに)
不正が出てきた 初回購入 + 待機期間
高額商材、または個別確認が必要 初回購入 + 承認

紹介者と新規会員で特典を変えられます

紹介した側と、紹介された側で、それぞれ別の特典を設定できます。

たとえば、紹介者にはマイル、新規会員には有効期限つきのクーポン、といった組み合わせです。

新規会員側の特典をクーポンにすると、受け取ってから使うまでに期限が生まれます。

マイルは貯めたまま使われないことがあります。一方、期限つきのクーポンなら、初回購入のきっかけになります。

紹介者側は継続的に使ってもらうことを考えると、マイルのほうが自然です。

まとめ

即時付与は、紹介された人にとって使いやすい一方、自作自演には弱い設定です。

まずは初回購入を必須にして、下限を低めに設定します。実際に不正が出てきたら、待機期間や承認を追加します。

下限を設定するときは、金額を下回った紹介が、その時点で「拒否済み」になることにも注意してください。

客単価と同じ金額を設定すると、成立しない紹介が増えてしまいます。