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紹介特典をいつ渡すか — 3つの条件で不正と手間を調整する
この記事は 時点の管理画面(/referral)を確認して書いています。
アプリの更新により画面が変わっている場合があります。
友達紹介の設計で難しいのは、特典の金額よりも渡すタイミングです。
登録した直後に特典を渡せば、紹介された人にとっては使いやすい仕組みになります。一方で、自分で別のアカウントを作って紹介する、いわゆる自作自演は防げません。
反対に、条件を厳しくしすぎると、正当な紹介まで待たせてしまいます。
会員ステージでは、このバランスを3つの条件で調整できます。
3つの条件
| 条件 | 何をするか | 防げること |
|---|---|---|
| 待機期間を設定 | 特典を一定期間保留し、期間が過ぎると自動付与 | 登録してすぐ退会する不正 |
| 初回購入を必須にする | 初回注文の支払い完了を条件にする | 購入意思のない登録 |
| 承認が必要 | 管理者が確認してから付与 | 上記で防げない個別のケース |
3つともオフにすると、登録した時点で特典がすぐに付与されます。
初回購入を必須にすると何が起きるか
3つの条件の中で、最も効果が大きいのが「初回購入を必須にする」です。
支払いが完了するまで特典が発生しないため、購入する意思のない登録を防げます。
さらに、初回購入の金額に下限を設定することもできます。
ただし、ここには注意が必要です。初回購入が指定金額を下回った場合、紹介特典は付与されず、その紹介は「拒否済み」として記録されます。
そのまま保留されて、次の購入を待つわけではありません。その時点で紹介は終了します。
たとえば、下限を1,500円に設定した場合、紹介された人が1,200円の買い物をすると、その紹介は成立しません。その後に何度購入しても、その紹介から特典が付与されることはありません。
下限を決めるときは、送料や手数料を除いた注文金額の下限として考えてください。平均客単価をそのまま下限にすると、半分近くの紹介が成立しなくなります。
待機期間と承認の使い分け
待機期間は自動で処理されます。
設定した期間が過ぎれば、何もしなくても特典が付与されます。管理者の手間はかかりません。
ただし、期間中に個別の紹介を判断する仕組みではありません。そのため、防げるのは「登録してすぐ退会する」といった動きに限られます。
承認は手動で行います。
管理者が1件ずつ確認してから特典を付与します。いちばん確実な方法ですが、確認する人が必要です。
承認待ちが溜まると、紹介した人から見ると「紹介したのに何も起きない」という状態が続きます。
そのため、承認は、まず他の2つの条件を使い、それでも防げないケースが実際に出てから追加するのが現実的です。最初から3つすべてをオンにすると、正当な紹介者まで待たせる制度になってしまいます。
組み合わせの目安
| 状況 | 設定 |
|---|---|
| まず始めてみる | 初回購入を必須にする(下限は低めに) |
| 不正が出てきた | 初回購入 + 待機期間 |
| 高額商材、または個別確認が必要 | 初回購入 + 承認 |
紹介者と新規会員で特典を変えられます
紹介した側と、紹介された側で、それぞれ別の特典を設定できます。
たとえば、紹介者にはマイル、新規会員には有効期限つきのクーポン、といった組み合わせです。
新規会員側の特典をクーポンにすると、受け取ってから使うまでに期限が生まれます。
マイルは貯めたまま使われないことがあります。一方、期限つきのクーポンなら、初回購入のきっかけになります。
紹介者側は継続的に使ってもらうことを考えると、マイルのほうが自然です。
まとめ
即時付与は、紹介された人にとって使いやすい一方、自作自演には弱い設定です。
まずは初回購入を必須にして、下限を低めに設定します。実際に不正が出てきたら、待機期間や承認を追加します。
下限を設定するときは、金額を下回った紹介が、その時点で「拒否済み」になることにも注意してください。
客単価と同じ金額を設定すると、成立しない紹介が増えてしまいます。