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発行したマイルの何割が使われれば普通なのか — 外の目安より自店の推移

この記事は 時点の管理画面(/insights/points-economy)を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。

「発行したマイルのうち、どれくらい使われていれば普通ですか」

よく聞かれる質問ですが、外部の数字をそのまま自店に当てはめる必要はありません。まずは、その理由から見ていきます。

まず自分の数字を出す

インサイトのマイル収支タブを見ると、必要な数字を確認できます。

インサイトのマイル収支タブの指標カード。発行マイル302,000、消化マイル78,000、未使用マイル640,000、会員あたり平均獲得343マイル。
サンプルデータです。数値は説明のために用意したもので、実在のショップの数字ではありません。画面の構成は実際のものです。

消化マイル ÷ 発行マイルで、その期間の消化率を計算できます。

この例では、78,000 ÷ 302,000 = 約26%です。

同じ画面にある未使用マイルは、いま会員が持っている残高の合計です。期間ごとの数字ではなく累計なので、発行マイルより大きくなることがあります。発行マイルと並べて引き算しないようにしてください。

外部の目安は、幅が大きすぎます

調べると、消化率の目安はいくつか見つかります。ただし、調査によって数字にかなり幅があります。

小規模事業者向けには「使われない分が3〜4割程度」とするものがある一方、EC全般では「使われるのは2〜3割」とする調査もあります。調査によって、ほぼ逆の数字になっています。

業種や単価、期限の長さ、交換先の内容など、条件が違えば数字も変わります。これは当然のことです。

そのため、外部の数字はおおよその範囲を確認するためのものと考えてください。たとえば、1%や95%のような極端な数字なら、何かがおかしいと気づく。そのくらいの使い方で十分です。

使うのは「自店の推移」です

消化率を見るときに大切なのは、先月の自店と比べることです。

動き 読み方
消化率が上がった 交換先が手の届く位置にある。もしくは失効間近の通知が効いた
消化率が下がった 発行だけ増えている。ミッションを足したあとに起きやすい
消化率がずっと低い 入口が遠いか、交換先が欲しくない

とくに注意したいのが、消化率が下がったときです。

ミッションを増やすと、消化率は必ず下がります。発行マイルが増えて、分母が大きくなるからです。

これは悪いことではありません。ただ、ミッションを追加した直後は、「制度が悪くなった」と読み違えやすいので注意が必要です。

消化率が高ければ良い、でもありません

消化率が100%に近い場合は、交換先が安すぎる可能性があります。マイルを貯める楽しみがないまま、その場で使われているということです。

反対に、消化率が極端に低い場合は、マイルが使われないまま失効に向かっている可能性があります。失効は、会員にとっていちばん印象の悪い体験です。

どちらか一方に偏っていても問題があります。そのため、真ん中あたりで安定している状態を目標にしてください。具体的にどのくらいが適切かは、店によって異なります。

未使用マイルは「これから払う予定」です

見落とされがちなのが、未使用マイルです。

未使用マイルは、これから交換に使われる可能性がある残高です。すべてが使われるわけではありませんが、いつか支払うかもしれない金額として意識しておく価値があります。

有効期限を1年に設定しておくと、未使用マイルが無制限に積み上がるのを防げます。会計上の扱いについては、金額が大きくなってきた段階で税理士に確認してください。

まとめ

外部の目安は幅が大きいため、そのまま自店に当てはめることはできません。まず自店の消化率を出して、先月と比べてみてください。

確認する点は2つです。

消化率が上がったか、下がったか。そして、ミッションを追加したあとに下がったのであれば、分母が増えただけではないか。

この2つを確認できれば、消化率の変化を読み解くには十分です。