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ポイント倍率は掛け算です — 還元率が思ったより上がる仕組みと、上限の置き方

この記事は 時点の管理画面(/points/order/[id])を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。

注文ポイントの倍率は、いまは3つの入り口があります。注文金額、会員ランク、そしてキャンペーンです。

問題は、この3つが同時に成立したときどうなるかです。答えを知らないまま設定すると、思っていたより高い還元率で運用することになります。

既定は「掛け算」です

設定画面の先頭に倍率の合算方法があります。選べるのは2つです。

  • 掛け算 — すべての倍率を掛け合わせます。合算の上限は20倍。
  • 最大のみ — 成立した倍率のうち、いちばん大きいものだけを使います。
ポイント倍率設定の画面。上部に「倍率の合算方法」として掛け算と最大のみの切り替えがあり、掛け算が選ばれている。その下に注文金額による倍率として5,000円以上で1.2倍、11,000円以上で1.5倍、20,000円以上で2倍、さらに会員ランクによる倍率としてプラチナ2倍が並ぶ。右側には結果のプレビューが表示されている。
合算方法は画面のいちばん上にあります。ここを見ずに倍率だけ足していくと、掛け算のまま増えていきます。

既定は掛け算です。プラチナ会員が2倍、2万円以上の注文が2倍なら、プラチナ会員の2万円の注文は4倍になります。それぞれを「2倍まで」と考えて設定していると、ここで想定が外れます。

画面が還元率で教えてくれます

ありがたいことに、プレビューが還元率まで出してくれます。

ポイント倍率のプレビュー。合算方法は掛け算、最大倍率4倍と表示され、通常日とキャンペーン日のタブがある。表はプラチナ会員の行に、5,000円以上で1,200pt(2.4倍・24.0%)、11,000円以上と20,000円以上ではいずれも2,000ptで「上限適用」と橙色で示されている。下部に実際に付与される最大倍率2.4倍、1注文あたり2,000ポイントを上限として適用、還元率は最大24.0%と書かれている。
セルごとに、付与ポイント・倍率・還元率が並びます。橙色の「上限適用」は、獲得上限で削られていることを示します。

見るべきは還元率の列です。1%のつもりで始めた制度が、倍率を重ねた結果24%になっていることが、この画面では一目で分かります。

「最大倍率」と「実際に付与される最大倍率」は違います

上の画面には数字が2つ出ています。

表示 意味
最大倍率 4倍 倍率だけを掛け合わせた理論値
実際に付与される最大倍率 2.4倍 獲得上限を適用したあとの実際値

差が出ているのは、獲得上限が先に効いているからです。1注文2,000ポイントで頭打ちになるため、それ以上の倍率は意味を持ちません。

倍率を増やしたのに支払うポイントが変わらない、という状態はここで起きます。倍率を足す前に、上限を見てください。

獲得上限は倍率のあとに効きます

獲得上限は「1回の注文で獲得できるポイントの上限」です。画面の説明にあるとおり、倍率を適用したあとの合計に対して働きます。

つまり順番はこうです。

  1. 基本の付与率で計算する(例:100円 = 10pt)
  2. 会員ランク倍率を掛ける
  3. 注文金額倍率を掛ける
  4. (キャンペーン日ならさらに掛ける)
  5. 最後に上限で切る

上限は、倍率設計の失敗を受け止める安全弁です。倍率を攻めるなら、上限は必ず入れてください。

「最大のみ」を選ぶ場面

掛け算がふさわしくないのは、それぞれの倍率を独立した施策として設計したときです。ランク優遇とセール倍率を別々に考えていたなら、重なった日に4倍を払う意図はなかったはずです。

そういうときは最大のみにします。プラチナ2倍とセール2倍が重なっても、付与は2倍のままです。

どちらが正しいということはありません。決めていないまま既定で動かしていることが問題です。

まとめ

倍率は既定で掛け算になり、合算の上限は20倍です。プレビューは還元率まで表示してくれるので、設定を保存する前に還元率を読んでください。そのうえで、獲得上限を置いて実際の支払いを閉じておけば、倍率を増やしても原資は壊れません。