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限定特典には何を出すか — 値引きで代えられないものだけを置く

この記事は 時点の管理画面(/redemption/custom)を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。

限定特典は、ポイントを凍結してから店舗が直接やりとりする交換先です。受け渡しはアプリの外で、すべて手作業になります。

限定特典に交換の設定画面。交換フローがリクエスト→凍結→連絡→承認と示され、活用例として新店舗オープンへの招待や限定コラボ商品などが挙げられている。右のパネルには「新作コレクション先行購入権」が必要ポイント10,000pt・プラチナ以上として登録されている。
受け渡しはアプリ外の手作業です。画面にもその注意が書かれています。

手間がかかるぶん、その手間に見合うものだけを置く必要があります。何を出すかの考え方を整理します。

値引きで代えられるものは出さない

設定画面には活用例として、新店舗オープンへの招待、限定コラボ商品の交換、チームとの交流イベント、VIPカード、物理バウチャーが挙げられています。

共通しているのは、金額に置き換えられないという点です。

「3,000円分の商品」は限定特典にする必要がありません。クーポンか商品交換で自動的に渡せます。人が対応する枠を使う理由は、値引きでは再現できない何かがあるときだけです。

判断の目安はひとつです。「これはいくら分ですか」と聞かれて答えに困るなら、限定特典に向いています。

対応できる件数から逆算する

限定特典の必要ポイントは、価値ではなくこちらの処理能力から決めるのが現実的です。

月に3件までなら対応できる特典があるとします。ここで必要ポイントを低く設定すると、申請が10件来ます。7件は却下することになり、ポイントは返るとはいえ、7人が期待外れを経験します。

逆算の考え方はこうです。

  1. 月に何件なら無理なく対応できるかを決める
  2. その件数に到達しそうな会員が何人いるかを、会員一覧の累計ポイントから見る
  3. その人数に収まる必要ポイントを設定する

上位の数人しか届かない設定にしておくのが安全です。 限定特典は、届く人が少ないことが欠点ではありません。それが「限定」の意味です。

在庫のあるものと、ないもの

物理バウチャーやノベルティのように数が決まっているものは、なくなったら無効化してください。有効なまま残せば申請が来ます。

イベント招待のように日程が決まっているものは、締切を過ぎたら止めます。前の記事にも書いたとおり、期間限定の特典は終了後に無効化しておくのが基本です。

却下する前提のものは置かない

却下してもポイントは返るので、こちら側にコストはありません。ただしメンバーから見れば、申請して断られた体験が残ります。

条件付きの特典を出すなら、条件を説明文に書いてください。 「東京近郊にお住まいの方」「20歳以上の方」のような条件は、申請前に分かるようにしておけば、そもそも申請が来ません。

却下率が高い特典は、設計が悪いか、説明が足りていないかのどちらかです。

最初の一つ

いきなり凝った特典を用意する必要はありません。最初は上位ランクの方への手書きメッセージカードのような、対応が確実にできて、値引きでは代えられないものから始めるのが無難です。

そこで申請が来るかどうか、対応にどれくらい時間がかかるかが分かってから、次を考えてください。

まとめ

限定特典は、金額に置き換えられないものだけを置く枠です。必要ポイントは価値ではなく、月に何件対応できるかから逆算します。

届く人が少ない設定で構いません。手作業が前提である以上、それが健全な状態です。