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上位ランクに人が多いのは、良いことなのか — ランク分布の読み方

この記事は 時点の管理画面(/insights/vip-ranks)を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。

インサイトのVIPランクを開くと、会員が各ランクにどう散らばっているかが円グラフで出ます。

ここで多くの方が迷います。上位ランクに人が多いのは、良いことなのでしょうか。

答えは「それだけでは分からない」です。読み方を説明します。

人数だけでは判断できません

インサイトのVIPランク画面。ランク会員数880人。ランク分布の円グラフはブロンズ620人、シルバー180人、ゴールド65人、プラチナ15人。右側のランク別活動では、ブロンズ118,000pt、シルバー96,000pt、ゴールド61,000pt、プラチナ27,000ptの棒グラフが並ぶ。
サンプルデータです。数値は説明のために用意したもので、実在のショップの数字ではありません。画面の構成は実際のものです。

左のグラフだけを見ると「ブロンズばかりで上位が少ない」と読めます。しかし右のランク別活動と並べると、話が変わります。

ランク 人数 活動 1人あたり
ブロンズ 620人 118,000pt 190pt
シルバー 180人 96,000pt 533pt
ゴールド 65人 61,000pt 938pt
プラチナ 15人 27,000pt 1,800pt

人数は下に行くほど多く、1人あたりの活動は上に行くほど大きい。これが健全な形です。

プラチナは15人しかいませんが、1人あたりはブロンズの9倍以上動いています。少ないことが問題ではありません。

上位が多いときに疑うこと

では逆に、ゴールドやプラチナに人が集まっている場合はどうか。

このとき見るべきは、やはり1人あたりの活動です。

  • 上位の1人あたりが下位と変わらないしきい値が低すぎます。全員が到達できるランクは、ランクとして機能していません
  • 上位の1人あたりがきちんと大きい → 問題ありません。良いお客様が多い店です

つまり「上位が多い」こと自体は、良くも悪くもありません。上位と下位で1人あたりに差が出ているかが判断基準です。

差がないなら、ランクは「全員が持っている肩書き」になっています。上位ランクの特典を用意しても、特別に感じてもらえません

全員が最下位のときに疑うこと

もうひとつよくある形が、ほぼ全員がいちばん下という分布です。

このときは、原因を切り分けてください。

まだ日が浅い場合 — これは正常です。アクティビティポイントは導入時点から数え始めるので、開始直後に全員が最下位なのは当たり前です。最初の集計期間が終わるまでは、分布は動きません。

半年以上たっても動かない場合 — しきい値が高すぎます。いちばん下のランクから2段目までの距離を見直してください。全体を下げるのではなく、まず1段目だけを下げます。

しきい値を動かすときの注意

分布を見てしきい値を変えると、既存の会員のランクも動きます。上がる分には問題ありませんが、下がる会員が出る変更は避けてください。一度渡した肩書きを取り上げることになります。

だから調整は、下げる方向——つまり到達しやすくする方向——に限るのが安全です。

何段が適切か

段数そのものより、各段に人がいるかを見てください。

4段あって上2つが0人なら、実質2段です。その状態が続くなら、段を減らすか、しきい値を下げるほうが伝わります。

空のランクは、お客様から見ると「到達できない飾り」です。

まとめ

ランク分布は、人数と1人あたりの活動を必ず並べて読んでください。

  • 人数が下に多く、1人あたりが上に大きい → 健全
  • 上位が多く、1人あたりに差がない → しきい値が低すぎる
  • 全員が最下位で半年以上動かない → しきい値が高すぎる

そして調整は、到達しやすくする方向だけにしてください。