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コミュニティは自然にはできません — ロイヤルティアプリが外す3つのつまずき

「お客様とのつながりを深めたい」という言葉は、ほとんどのショップが持っています。持っていないのはやり方のほうです。

つながりが育たないとき、原因はたいてい気持ちではなく次の3つです。ロイヤルティアプリが実際に効くのは、この3つに対してだけです。

① 誰が常連なのかわからない

注文履歴はショップにあります。ただ、それは注文の一覧であって人の一覧ではありません。3回買った方と1回だけの方が、同じ画面に並んでいます。

会員という単位ができると、ここが変わります。会員一覧には累計ポイントと最終活動日が並び、活動履歴では誰にいつ何ポイントが動いたかを追えます。会員ランクを設定すると、各ランクに何人いるかが割合つきで表示されます。

大事なのは、ランクのしきい値を決めるという行為が「誰を大切にするか」を数字で決めることだという点です。曖昧なままにしておけない形になります。

② 連絡する理由がない

多くのショップにとって、これがいちばん大きなつまずきです。用がないのに連絡すると宣伝になり、宣伝は無視されます。

ポイント制度は連絡の口実を自動的に作ります。ポイントが付いた、交換できるようになった、有効期限が近い——どれも売り込みではなく、お客様の資産についてのお知らせです。通知メールのテンプレートが用途ごとに分かれているのはそのためです。

限定特典はさらに直接的です。お客様がリクエストするとポイントが凍結され、ショップは連絡を取り、やりとりしてから承認します。申し込みから受け渡しまでのあいだに、必ず一度は人が話します。

③ 手作業では続かない

一人ひとりに手書きの礼状を送るショップは強いですが、注文が増えると必ず止まります。止まったとき、受け取れなかったお客様には「対応が変わった」と映ります。

アプリは手をかける場所を選べるようにします。購入ポイントは自動で付き、SNSのフォローはタップで受け取ってもらう。そのうえで、限定特典の申請と紹介の承認だけは自分の目で見る。承認待ちの申請は1つの画面に集まるので、毎日の確認は数分で終わります。

アプリが肩代わりしないもの

ここは正直に書いておきます。

限定特典の受け渡しはアプリの外です。招待も、相談も、名入れも、最後はショップの人が対応します。通知メールの文面も、ミッションの名前も、書くのはショップです。アプリがやるのは、記録すること・タイミングを知らせること・申請を1か所に集めることまでです。

つまり、アプリはコミュニティを作りません。コミュニティを作る余力を作ります。

専門店ほど効きます

値引きの競争では、規模の大きいショップが勝ちます。一方で「先に知らせてもらえる」「直接相談できる」は、規模が大きいほど難しくなります。

小さい専門店にとって、これは数少ない構造的に有利な領域です。ロイヤルティアプリは、その有利さを続けられる形にするための道具です。

まとめ

つながりが育たない原因は、誰が常連かわからない・連絡する理由がない・手作業が続かない、の3つです。ロイヤルティアプリはこの3つを外します。渡すものを決めるのはショップ側の仕事で、その具体案は業種別のカスタムミッションと限定特典にまとめました。