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ショップポイントとショップマイルは別物です — 2つの残高、1つのログイン
この記事は 時点の管理画面を確認して書いています。 アプリの更新により画面が変わっている場合があります。
カラーミーショップには、すでに会員ログインやショップポイント、会員管理があります。
そこに、似た仕組みを持つアプリを追加すると、名前は違っても、お客様の手元には「貯まるもの」が2つ並ぶことになります。運営側も、管理する場所が2つになります。
先に結論です。2つは別のシステムです。
ただし、3つの場所ではつながっています。ここを押さえておけば、2つの仕組みを混同することはありません。
2つの仕組みを並べる
| 項目 | カラーミーショップの標準機能 | 会員ステージ |
|---|---|---|
| 貯まるものの呼び方 | ショップポイント | ショップマイル |
| 使い道 | お買い物時の割引に充当 | 特典との交換(クーポン・商品引換・限定特典など) |
| 貯まる条件 | 購入金額に応じて自動付与 | ショップが設計したミッション(購入・レビュー・お友達紹介・誕生日など) |
| 会員の格付け | 会員ランク(購入金額をもとに判定) | 会員ステージ(購入以外の活動も含めて判定) |
| ログイン | ショップの会員ログイン | 同じログインを使う |
| 会員データ | 氏名・住所・注文履歴などの原本 | プログラム上の活動(残高・ステージ・達成状況) |
| 管理する場所 | カラーミーショップの管理画面 | illumenza の管理画面 |
上から3行は完全に別の仕組みです。
一方、下の4行にはつながりがあります。
貯まるものは2種類。でも交換できます
マイルとショップポイントは、それぞれ別に貯まります。マイルは、そのままお買い物には使えません。 特典と交換するためのものだからです。
ここが、お客様にとって最初に分かりにくいところです。
「マイルが貯まったのに、レジで使えない」と思われる可能性があります。
その場合は、「ショップポイント交換」という特典を1つ用意しておくと分かりやすくなります。ショップが決めたレートで、マイルをショップポイントに交換できるようになるためです。
例:100マイル = 50ショップポイント
交換レートはショップが自由に決められます。1:1にする必要はありません。
また、そもそもこの特典を用意しないという選択もできます。
割引に使えるようにするかどうかも、制度設計の一部です。
ショップポイント交換を用意しない場合、マイルの使い道はクーポンや商品引換、限定特典などになります。値引きに使う原資を増やしたくないショップでは、そのほうが運用しやすい場合もあります。
なぜ別の器を用意するのか
「最初からショップポイントだけでいいのでは」と思うかもしれません。
ショップポイントは、購入金額に応じて自動で付く仕組みです。つまり、購入以外の行動には反応できません。
たとえば、レビューを書いてくれた。友達を紹介してくれた。誕生日を登録してくれた。
こうした「まだ買っていないけれど、ショップにとってうれしい行動」に対して、ショップポイントは付与できません。
マイルは、何をしたら付与するかをショップ側で決めるところから始まります。だから、ショップポイントとは別の仕組みが必要になります。
そして、貯まったマイルの使い道として、必要であればショップポイントに交換できるようにする。この順番です。
同じ1回の購入に、二重に払っていませんか
ここからが、2つの制度を一緒に使うときに見落としやすい点です。
カラーミーショップ側でショップポイントの付与を有効にしていると、お買い物のたびにショップポイントが自動で付きます。
そこに illumenza の「お買い物ミッション」(100円ごとに◯マイル)を設定すると、同じ1回の購入に対して、2つの制度がそれぞれ反応します。
10,000円の注文で考えてみます。
| 付与元 | 設定 | 付くもの | 実質コスト |
|---|---|---|---|
| カラーミーショップ | 還元率 1% | 100ショップポイント | 100円 |
| illumenza お買い物ミッション | 100円ごとに1マイル | 100マイル | — |
| ↳ ショップポイント交換を置いた場合 | 100マイル = 50ショップポイント | 50ショップポイント相当 | 50円 |
| 合計 | 150円(1.5%) |
1%のつもりでも、実際には1.5%出していることになります。
しかも、伝票のどこかに「1.5%」と表示されるわけではありません。
片方はカラーミーショップの管理画面、もう片方は illumenza の管理画面にあります。2つの画面を並べて初めて分かることが、この構成で特に注意したいところです。
購入に報いるのは、どちらか一方に決める
対処はシンプルです。「購入」というアクションに対して、どの制度で報いるかを1つに決めます。
考え方は3通りあります。
| 構成 | カラーミーショップ側 | illumenza 側 | 向いているショップ |
|---|---|---|---|
| A. 従来どおり+活動だけ足す | 還元率はそのまま | お買い物ミッションは置かず、レビュー・紹介・誕生日のみ | すでにショップポイントを運用していて、お客様の期待を変えたくない |
| B. illumenza に寄せる | 還元率を下げる/止める | お買い物ミッションで購入に報いる | 倍率・上限・除外など、購入への報い方を細かく設計したい |
| C. 意図して二重 | 還元率はそのまま | お買い物ミッションも置く | 合計の還元率を把握したうえで、あえて厚くする |
すでにショップポイントを運用しているなら、まずはAです。
お客様がすでに知っている還元率を変えずに済みます。そのうえで、illumenza 側では「購入していないときの行動」に対してマイルを付ける形にできます。二重のコストも発生しません。
Cが悪いわけではありません。合計で何%還元しているのかを自分で言えるなら、それは設計です。
言えないなら、意図しない二重コストになってしまいます。
還元率そのものの決め方は100円で何マイル付けるか — 粗利率から還元率の上限を出すに、交換先の価格づけは交換先は何マイルにするかにあります。上の表でどの層に購入への還元を持たせるか決めてから、そちらで数字を詰めてください。
交換レートは「二重」を確定させる場所です
ショップポイント交換の特典を用意するかどうかは、単なる「使いやすさ」の問題に見えるかもしれません。
実際には、マイルを値引きの原資として使うかどうかを決めるスイッチです。
交換特典を置かなければ、マイルの使い道はクーポン・商品引換・限定特典などになります。原価はかかりますが、還元率には乗りません。
一方で、交換特典を置くと、マイルを円に換算できるようになります。先ほどの表で「50円」というコストが発生したのも、この特典を置いたからです。
- 値引きを増やしたくない → 交換特典は置かない。マイルは体験や限定品の通貨として使う
- 使い道が分かりやすいほうがいい → 置く。ただし合計還元率を計算し直す
レートは1:1である必要はありません。むしろ1:1にすると、2つを分けた意味がお客様に伝わりにくくなります。
「マイルは特別なものと交換できる。円に換えることもできるが、そのときは目減りする」——このくらいの差をつけたほうが、制度としては素直です。
お客様からは、必ずこう聞かれます
「マイルが貯まったのに、レジで使えないんですけど」
貯まるものが2つある以上、この問い合わせは必ず来ます。
あらかじめ答えを用意しておくと、案内もスムーズです。
- お買い物の割引に使えるのはショップポイントです
- アプリで貯まるマイルは、特典と交換するためのものです
- (交換特典を置いている場合)マイルは、パネルからショップポイントに交換できます
パネルの文言では、マイルの使い道を必ず一言添えてください。
「特典と交換できます」の一行があるだけでも、マイルを何に使えるのかが伝わりやすくなります。
ログインは増えません
ここは誤解されやすいので、はっきり書きます。
お客様が覚えるIDとパスワードは、これまでどおり1組だけです。
お客様がカラーミーショップにログインしていれば、パネルにも自動でログインした状態になります。 確認コードやメールアドレスを入力していただく必要はありません。
ログアウトも連動します。ショップからログアウトすると、次のページを開いた時点でパネルもログアウトした状態になります。同じショップを別のタブで開いている場合も、その場で切り替わります。別のアカウントでログインし直したときも、パネルはそのアカウントに切り替わります。
なお、ショップポイントを使っていないショップでは、この自動ログインは使えません。その場合は、登録済みのメールアドレスに届く認証コードを入力してログインします。
つまり、アプリ専用のアカウントはありません。
お客様から見れば、使うのはいつものショップのログインだけです。
既存のお客様は、パネルを開いたときに参加します
すでにカラーミーショップに会員登録しているお客様が、アプリを入れた瞬間に全員まとめて会員ステージの会員になる——ということはありません。
名簿をまとめて取り込む機能は用意していません。連絡先を本人の意思なく別のシステムへ移すことになるからです。
その代わり、既存の会員がショップにログインした状態でパネルを開くと、その場で自動的に参加します。 確認コードの入力などの操作は必要ありません。
つまり、参加はパネルを開いた会員から1人ずつ始まります。パネルを開いていない会員は、開くまで参加しません。
新しくショップの会員になるお客様には、参加するための入口を用意しておくことが大切です。
たとえば「登録プレゼント」のミッションを設定しておくと、カラーミーショップで会員登録された時点でマイルが付きます。パネルには「ミッション達成」の通知も表示されます。
お客様から見れば、「登録したらマイルが付いた」という自然な始まり方になります。
会員データは一方通行です
illumenza の会員ページには、マイル残高・ステージ・ミッションの達成状況が表示されます。
一方、氏名や住所の原本はカラーミーショップ側にあり、illumenza から書き換えることはできません。
データは「カラーミーショップ → illumenza」の向きにだけ流れます。
この向きは意図的なものです。注文や配送に使われる情報の原本を、あとから追加したアプリが持つべきではありません。
事前に必要な設定が2つあります
導入前に、カラーミーショップ側で確認しておく設定が2つあります。
どちらもオフのままだと、お客様が参加できません。
- 【ショップ作成】→【会員専用ページ】を有効にする
- 【顧客表示項目設定】→「新規会員登録」を[使用する]にする
2つめは見落とされがちです。
ここがオフだと、お客様が会員登録できる場所は購入完了画面だけになります。
まだ買っていない訪問者には、そもそも登録する手段がありません。パネルから参加してもらう流れも、ここで止まります。
まとめ
- 貯まるものは2種類。マイルは特典交換用で、そのままでは割引に使えません
- ただし「ショップポイント交換」の特典を置けば、ショップが決めたレートで交換できます。置くかどうかは、値引き原資を増やすかどうかの判断です
- 購入に報いる層は1つに決める。カラーミーショップの還元率とお買い物ミッションを両方効かせると、同じ1回の購入に二重のコストがかかります
- ログインは1つ。ショップにログインすれば、パネルにも自動でログインします。アプリ専用のアカウントはありません
- 既存会員の一括取り込みはありません。ショップにログインした状態でパネルを開いた会員から自動で参加し、新しい会員には「登録プレゼント」が入口になります
- 会員データはカラーミーショップが原本。illumenza からは書き換えません
いちばん確認していただきたいのは、3つめです。
いま合計で何%出しているかをすぐに答えられるかどうか。それが、2つの制度を意図どおりに運用できているかを確認する点になります。
設定手順そのものは使い方ガイドの「カラーミーショップとの違い」にまとめています。制度を始める前の判断は始める前に決めておく5つのことを、還元率の上限は粗利率から出す方法をあわせてご覧ください。